今の自分は変えられる!? -NLP心理学のすすめ①


もっと社交的な性格になれたら。。。もっとなんでも臆することなく新しいことに挑戦できたら。。。
そうやって今の自分を変えたい!と感じている人は多いのではないでしょうか。今回はNLP心理学という学問をヒントになりたい自分を手に入れ、人間関係を豊かにする考え方のヒントを全3回に渡りお伝えします。

NLP心理学とは?

NLPの発祥の地、アメリカではNLP心理学は「脳の取り扱い説明書」と呼ばれており、その開発は当時活躍していた天才セラピスト達の行動パターンを徹底的に分析し作られたものです。NLPは「Neuro(ニューロ・神経)」「Linguistic(リンギスティック・言語)」「Programming(プログラミング)」の頭文字をとった言葉で、日本では「神経言語プログラム」と翻訳される事が多いです。ここでの「神経」とは身体的な「五感」を表し、 「言語」とはそのままの意味、「プログラム」とはコンピュータ等で使われるプログラミングと同じ意味です。つまり人間の中にも、「特定の入力に対して正確に起動するプログラムがある」と考えるのがこの学問の出発点です。

少し掘り下げますと、NLPで「五感」とは「体験」を意味します。例えば、私は幼少期に犬に追いかけまわされて噛まれるという恐ろしい「体験」から「犬恐怖症」になりました。この「犬恐怖症」はいったん出来上がると犬を見るたびに正確に同じ反応を示す「犬恐怖症プログラム」は犬に噛まれるという「体験」から作られた私の脳の仕組みです。このように人間は、まっさらな状態で生まれるものの、その後の「体験」によって様々なプログラムを身に付けていきます。そして最終的にこれらのプログラムの「質」が、私たちの幸・不幸を決定するのです。

 

プログラムは無意識のうちに作られる

 

ではここから一歩踏み込んだお話です。人間のプログラム(脳の仕組み)はなぜ・どんな目的で作られるのでしょうか。この問いに簡単にお答えすると、人間は「安全な環境を求め、危険な環境をさけるため」に無意識にプログラムを構築します。例えば「犬恐怖症プログラム」は、私が好むとも好まざるとも、ほぼ自動的に「犬恐怖症」になりました。これは犬に対しての恐怖から、私が自分の身を守るために無意識に身に付けたといえるでしょう。この「無意識」がとっても大事なポイントなんです。例えば、意識的にダイエットするために「禁酒」を決めたとしても、夜どうしてもお酒が飲みたくて、決意よりも身体で感じる感覚に流されて飲んでしまうことが多いと思います。皆さんもご経験があるのではないでしょうか(笑)。頭ではお酒を飲んじゃいけないとわかっていてもなかなかやめられないですよね。なぜならば「意識(頭)」で決意したことでも「無意識(身体感覚)」が逆の方向に進もうとしている場合、それを我慢することは脳の仕組み的に極め難しいことなのです。そのパワーは「無意識」は「意識」の2万倍の力があると一説では言われているほどです。つまり、悪しき習慣などを変えるには、決意よりも強い自分の中にある「プログラム(無意識)」を変えることが必要なのです。

 

プログラムは部分を全体に結び付けることで作られる

 

ここまでプログラムの特徴を見てきましたが、もうひとつ大切なポイントがあります。それは「一般化」という概念です。例えば「犬恐怖症」の私は、ある特定の犬が苦手なのではなく、あらゆる犬が苦手です。このように人間のプログラムは「あるゆる種類の犬=怖い」のようにX=Yの公式を作る(このことを一般化という)特徴があります。あなたの価値観や信念もプログラムのひとつです。「時間は絶対守らないといけない」という価値観を持った人が会社に遅刻してしまった時、その人はとても罪悪感を感じることでしょう。このように人間のプログラムには「一般化」という特徴があり、「いつ・いかなる時も守らないといけないもの」に感じる、柔軟性に非常に乏しい部分があります。

ただ同時に「世界中の犬が怖い」という私の感情は別に真実ではなく、私の「思い込み」です。同様にプログラムは「体験」によってできた極端な「一般化」だとすれば、どれも「思い込み」に過ぎないのです。ここにNLPを学ぶ価値があります。「真実」は変えられないですが、「思い込み」は変えられる。人間のストレスの大半は「思い込み」よってできているので、人間の大半のストレスは適切な方法を知ることで克服できると言えます。

 

プログラムは「インパクト」×「回数」で作られる

 

「真実」は変えられないが、「思い込み」は変えられる。なんだかワクワクしてきますね。では実際にどのように自分のプログラムを書き換えるのか。その具体的な方法は次回のセッションにお伝えすることにして、ここではプログラムの作られ方についてもう少し深堀します。プログラムの公式はズバリ、「インパクト」×「回数(繰り返し)」で表現できます。ここでのインパクトとは、強烈な体験のことです。例えば私の「犬恐怖症」は幼少期の「犬に噛まれる」という強烈な「体験」によってできるプログラムです。一方で時間を守れない度に母親に怒られた人はその「回数(繰り返し)」に「時間は絶対守らないといけない」という価値観が出来上がります。

NLPはこの「プログラム(脳の中にある無意識のプログラム)」を意識的に作り自分でコントロールする方法を教えてくれます。悲観的な人は、悲観的な状態を作り出すプログラムによってすぐに意気消沈してやる気をなくすことができますし、逆に楽観的な人は、楽観的な状態を作り出すプログラムによって、一瞬でやる気に満ちた状態を作ることができるのです。なんだかとってもワクワクしてきますね。今回はこのNLP心理学を使い、自分のプログラムを書き換える方法や、人間関係において信頼関係を構築する方法を全3回に渡りお伝えしていきます。