仕事に期待しないこと。それが仕事のモチベーション低下を防ぐ


人間はどうしても波があるものです。それは仕事に対する姿勢に関しても当てはまることで、一時的な仕事へのモチベーションの上下は避けられないものです。しかしながら、”ここ最近ずっと仕事へのモチベーションが湧かない”、”なんとなく仕事はこなせているものの惰性になってしまっている”、というような状態は好ましい状況ではありません。モチベーションを上げる解決策の1つに”目標を設定する”ということがありますが、今回の記事ではそのようなポジティブな方法ではなく、仕事に対して”何を期待しないか?”、”何を求めないか?”、”何を諦めるか?”という切り口で、モチベーション低下に対する解決策を提示していきたいと思います。

仕事への過度な期待がモチベーション低下を導く

仕事へのやる気・モチベーション低下の1つの原因として、自分が仕事対して求めているものが得られないということが挙げられます。つまり自分が仕事に対して求めているものが得られないと、フラストレーションが溜まりモチベーションの低下へと繋がるのです。ここで多くの人が陥っている罠があります。それは仕事に対して多くのことを求め過ぎているといことです。すべてものが満たされて仕事をしている人はほぼ皆無です。仕事に対してモチベーション高くエネルギッシュにやれている人は、自分が仕事に対する期待値の調整がうまくやれている人なのです。

何を優先し、何を諦めるのか?

仕事に対する期待値を調整するためにまずやらなければならないことは、自分は仕事に対して何を求めているのか、何を求めていないのかということを明確化させることです。アメリカの心理学者である、ドナルド・E・スーパーは「仕事の重要性研究」で下記のように14の労働価値を特定しました。この14の労働価値を自分が求めている順番で並び替えることで、多くの社会人が出来ていない”仕事に対して何を求めているのか?”ということを明確化出来ます。

①能力の活用(自分の脳力を発揮できる)

②達成(良い結果が生まれたという実感を持てる)

③美的追求(美しいものを創りだせる)

④愛他性(人の役に立てる)

⑤自律性(他からの命令や束縛を受けず、自分の力だけでやっていける)

⑥創造性(新しいものや考えを創りだせる)

⑦経済的報酬(たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活を送れる)

⑧ライフスタイル(自分の望むような生活を送れる)

⑨身体的活動(身体を動かす機会が持てる)

⑩社会的評価(社会の人に広く仕事の成果を認めてもらえる)

⑪冒険性・危険性(わくわくするような体験が出来る)

⑫社会的交流性(色々な人と接点を持ちながら仕事が出来る)

⑬多様性(多様な活動が出来る)

⑭環境(仕事環境が心地良い)

いかがでしたでしょうか?どれか順位をつけるのは難しい方が多いかと思いますが、それは裏を返すと仕事に対して多くのことを求めすぎていたり、優先順位を明確化出来ていない証拠なのです。

勇気を持って諦めてみること

仕事に対して多くの期待を持っている人は優先順位が低いものは諦めてみましょう。思い切って半分の7個諦めてみると、仕事に対して期待しているものが得られないというフラストレーションの渦から抜けられるはずです。また諦めるというとネガティブな印象を持つ方が多いかと思いますが、諦めるの語源は物事の通りをしっかりと捉える・事情をはっきりさせる”明らむ”からきているので決してネガティブなものではありません。皆さんも是非勇気を持って優先順位が引くものは諦めて、仕事へのモチベーション低下を防いでみてください。