社会人1年目で転職したくなったら考えるべき3つのこと 中編


前回、社会人1年目で転職を考える際にまず「自分に嘘をつかない」ことが大事だとお伝えした。想定していた仕事環境と実際が異なり、今は転職を考えているかもしれない。

社会人1年目というこの1年弱の年月で良かれ悪しかれ皆、多くのことを学ぶ。その中で「少なくとも今のような環境では納得して働けない」もしくは「より良い環境で自分は働きたいと感じる自分がいる」ということをあなたは学んだはずだ。

不満に向き合ったら、次は「自分の満足の条件」を考える。

次に考えていただきたいのは「何があったら自分は満足なのか?」ということである。

転職を考える時、得てして「仕事環境に対して不満が非常に多い状態」であることが多い。

このため、「不満のない場所に行こう」と考えがちである。

だが、「不満のない状態」と「満足している状態」は必ずしもイコールではない。

例えば、Aさんが勤務時間の長さが嫌で転職を考えたとする。

この時、「不満のない状態」を考えると残業のない会社を探すことになる。

では、Aさんは残業さえなければ仕事環境に満足できるだろうか?

おそらく、満足できないだろう。職場環境の満足度を決める要素は就業時間の長さだけではないからである。仕事の内容や職場の仲間、扱っている商品や職場と自宅との距離、などなど多岐に渡る。これらを総合して仕事の満足度がきまってくるのだが、実際に転職をしようとしている人を見ると「不満点がない」という点にこだわりすぎて、それ以外の要素を見ていない人が非常に多い。これは非常にもったいないことだ。

一度、自分の「不満点」と向き合ったら、次は「自分の満足の条件」を考えていただきたい。

これは不満点を見つけるよりずっと難しい作業だ。

人は経験したことが良かったか、悪かったかは判断できるが、満足の条件を探すという行為は未だ経験していない「満足して働いている状態」を想像することだからだ。

これはかなりの想像力が必要な行為だ。「こういう状態だったら満足して働けるだろう、ただ、同じような状況でもこの要素が入ったら耐えられないに違いない」などと自分の働いているシチュエーションを想像してみて欲しい。この時に先輩や他社で働いている友人にどのように働いているのか?を聞いてみても良いと思う。人の話を聞くことでイメージを膨らますことができる。そうして、自分が満足に働けている状態とその条件をイメージして、「全て」見つけていただきたい。後は、その条件が揃っている会社を探すことになる。

 

次回は最後のポイント「覚悟するためには何が必要か考える」についてお伝えしたい。