20代社会人の自己投資で大事にしたいたった一つのこと


社会人になると成長のために使える時間が制限される

20代の社会人の皆さんは「社会人生活はまだ始まったばかり」という感覚をもっていることと思う。もちろん、社会人人生としては始まったばかりである。

一方で、「成長に使える時間」という意味で言うとあまり残された時間は多くない。

学生の頃は「勉強」「成長」が皆さんの仕事だったはずだ。成長のために時間を使っていれば基本的には賞賛されたし、許された。社会人になるとこの環境は大きく変わる。

最も使うべき時間は「成果を出すための時間」であり、「勉強の時間」「成長の時間」は基本的には勤務時間外、余暇の時間に分類される時間になる。もちろん、業務として研修を受けさせてもらうなど一部例外はあるが、あくまで一部でしかない。

ただ、その中でも20代、特に20代前半においては「勉強のためにやっています」「経験のためにやっています」というのが許されやすい時代である。そう振り返ると20代社会人時代というのは成長のために「存分に」自己投資ができる最後の期間だと考えても良いだろう。

1秒に3つずつ数えても一生で1兆を数えることはできない

少し振り返っていただき、自分が20代でいられるのはあと、何年あるだろうか?何ヶ月あるだろうか?これは聞いた話だが、100年生きる人が、生まれてから死ぬまで1秒間に3つずつ数えたとして死ぬまでに100億まで数えることはできないのだそうだ。

3回×60秒×60分×24時間×1年365日×100年=9,460,800,000

これを大きいと捉えるか、小さいと捉えるかは各人の価値観だと思うが、私は小さいと思う。

その短い時間の中で何を自己投資に使うかというと「時間は有限である」ということを肌感で感じられることなのではないだろうか?

ステーブ・ジョブズも「Stay hungry, stay foolish.」で有名なスピーチでスタンフォード大学の卒業生に対して「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。」と述べている。

また、そのことに気付かされたのは自身がすい臓がんにかかったことがきっかけだったとも述べている。(残念ながらこの6年後に彼は同じすい臓がんでこの世を去ります。)

奇しくもiPhoneなどの革新的なサービスを世に生み出し世の中を大きく変えるのは2003年にすい臓がんが発見された後。彼が創ったiPhoneは発売されて2~3年で世の中を大きく変えてしまった。

一方で無為に過ごしてしまえばあっという間に過ぎてしまうのも時間というものの特徴である。

「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。」

ある小説家(中島敦)の言葉だが、本当にそのとおりだと思う。

 知っていても感じられなければ行動は変わらない

この意識をもって事に臨めば自ずと仕事の密度も全く変わってくるだろう。

必要なスキルの習得も早くなるだろうし、足下の成果にももっとこだわれるだろう。

だから、「時間の感覚」を肌感で感じられることが一番重要なのだと私は思う。

このことはよく言われることではあるが、「肌感で」感じることは非常に難しい。

単純に30から自分の年齢を引けばのこされた年月がわかるが、あくまでそれは抽象的な数字でしかなく、実感が伴った数字にはならないだろう。

いつだって「3年後」は途方も無い未来のように感じられる。実際に3年後が来てしまうまでは。

 実感をもつためには「期限を設けてやってみる」経験を何度もすること

これを実感するためにはどうしたら良いだろうか?

「死を感じる経験」をするのが一番なのだろうが、そのために危険なことをすることもできない。

私がオススメなのは期限を設けて少し高め(やればできるが、努力の時間がかかる)の目標にチャレンジし続けることだ。

やればできるが、努力の時間がかかると思っているものは何かと後回しにしがちである。

だが、期限を設けて(たとえそれが余裕のある期限だったとしても)やってみると思いの外できない。このできなかったという経験が「自分を追い立てる」ことに役立つ。

1ヶ月と期限を決めてやったら、1ヶ月でできたことの総量が今のあなたの現在地である。

他の仕事が忙しくてできなかったなどと言い訳は不要である。

目標を立てるときはそういった他の仕事との兼ね合いも含めて目標を設定したはずだ。

自分に嘘をついても自分にはバレてしまう。自分にだけは隠し事はできないのだ。

 

そうやって「限られた時間の中で何をするか」逆に言えば「限られた時間の中で何をしないか」を決めて行動する習慣ができれば成長しながら成果を出す土台ができたといえるのではないだろうか?