コミュニケーションパターンを見極めてスムーズにコミュニケーションを図ろう!


前回まではコミュニケーション能力の全体像についてご紹介してきたが、

今回からは具体的なテクニックや、コミュニケーションの現場で感じる問題についてご説明していきたいと思う。

「早いコミュニケーションと慎重なコミュニケーション」

今回は早いコミュニケーションと慎重なコミュニケーションについてご紹介しようと思う。

人によって好むコミュニケーションのパターンが異なるというのは

以前もお伝えしたと思うが、その類型一つに「早いコミュニケーションと慎重なコミュニケーション」というものがある。

これを踏まえてコミュニケーションを取ることでコミュニケーション上のストレスが大きく減らせるのでぜひ意識して取り入れていただきたい。

 「早いコミュニケーション」とは?

早いコミュニケーションとは一般に「結論から先に言う」といった少々の誤解があったとしても全体像を早く理解させるコミュニケーションを言う。早いコミュニケーションを好む人に後述の「慎重なコミュニケーション」をとってしまうと「まどろっこしい」「何を言っているかよくわからない」といったストレスを相手に与えることになってしまう。

コミュニケーション上のストレスは相手に対する不信感を産み、適切な理解を妨げてしまう。こういった相手に適切に伝えるには「結論から言う」「骨子をまとめてから伝える」などの工夫が必要だ。「早いコミュニケーション」が苦手な方にオススメしているのは「結論から言いますと」という言葉を話し始めの口癖にしてしまうことだ。この言葉から話し始めることを徹底するだけで簡潔に伝えるトレーニングになる。そして、話し終えた後、「結論から伝えていたかな?」と振り返る。できていなければ「何が話の結論だったか?」をもう一度考えなおしてみると良い。

「早いコミュニケーション」を好む人の特徴

「早口である」「視線を合わせずに話す」「発言が多い」「事実やデータを求める」などがある。上記の特徴をもつ人とのコミュニケーションはできるだけ「早いコミュニケーション」を心がけることでストレスを減らし、信頼関係構築に役立たせることができる。

 「慎重なコミュニケーション」とは?

「慎重なコミュニケーション」とは性急に結論を求めず、情報を重ねることで正確に意図を伝えるコミュニケーションである。「慎重なコミュニケーション」を好む人に「早いコミュニケーション」をとってしまうと「不正確である」「雑である」といった印象を与え、これもストレスを与え、不信感の元を作ってしまう。こういった相手に適切に伝えるには「理由や状況を丁寧に伝える」「結論を性急に求めない」といった工夫が必要である。

「慎重なコミュニケーション」が苦手な方におすすめの方法は「本当にこれでよかったんだっけ?」と伝える前に一呼吸置くことである。「慎重なコミュニケーション」において一番大事なことは「正しく伝わること」である。要素情報が間違っているとどうしてもそこが気になってしまう。不正確な情報を伝えることで結論にたどり着く前に不信感を抱かせてしまうことは避けたい。

「慎重なコミュニケーション」を好む人の特徴

「ゆっくり話す」「視線を合わせて話をする」「発言は比較的少ない」「話に感情表現やエピソードが多い」などである。

コミュニケーションパターンの類型は上記だけではないが、一つの指標として考えていただきたい。相手のパターンを理解し、合わせられるようにすることでスムーズなコミュニケーションを実践していただきたい。