コミュニケーション能力の高め方 理解力-2.感性の考えを理解する方法「実践編」


 

前回は「理性の考え」を理解する方法について「質問力」が大事だという話をした。

次は「感性の考え」を理解する方法だ。

感性を理解するためには気付き力が必要

人によっても異なるが、「感性」は表面に出てこない部分の方が圧倒的に大きい。

例えば苦手な相手でも、お客様だったり、誰かの知人だったり、

対応しなければならない状況であれば「作り笑い」をするだろう。

表面的には「笑顔=友好」の印を出しているが、隠された部分では「苦手」だと感じている。

なぜなら、「理性」が「友好にしておいた方がいい」と考えているからである。

ただし、感性を完全に隠してしまうことは難しい。たいていはどこかに現れてしまう。

よく、「目が笑っていない」などと言われるが、理性では「笑顔」にすべきと考えているが、

感性が「笑顔」を拒んでいるために、目をコントロールできなかった際に起こるのだ。

このように「感性」を理解するには表情やしぐさを理解することが必要である。

言葉のように、必ず出てくる場所(言語の場合は口)が決まっているわけではなく、

また表現のわかりやすさもケースによってまちまちである。

言語が大半を占める「理性」を理解するより格段に難易度は高い。

気づくための最初のステップは「自分だったらどう感じるか?」

相手の感性を理解するには「自分だったらどう感じるか?」といった置き換えがある程度有効である。

これが有効に機能するためには「相手と自分が同じような感性をもっている」という前提が必要である。

感性は生まれ育った文化的環境が大きく影響を及ぼすから

似たような境遇の相手にはこれで十分であることも多い。

しかし、ビジネスで対面する相手は必ずしも共通の感性をもっていない相手も多いだろう。

生まれ育った年代や地域、親を始めとして関わってきた人たち、などが異なれば、

同じことに対する感じ方も違ってくる。

こうした場合でも理解できるように、

どういう時にどのようなボディランゲージが現れるかを覚えて見つけられるようにしておくと良い。

ボディランゲージの意味を覚えて見つけられるようにしよう

ボディランゲージについては多くの人がいろんなことをまとめられているので、そういった書籍を読まれると良いと思う。

ここに一例を示しておくと

 

・相手の姿勢は相手の好意のレベルを示す

→こちらに身を乗り出していれば好意のレベルが高く、反っていればレベルが低いということが多い。

・相手の目線が(自分から見て)右上を見ている場合

→過去の体験を思い出している

・相手の目線が(自分から見て)目が左上を向いている場合

→見慣れない、聞き慣れないものを想像している

・相手の目線が(自分から見て)右下を向いている場合

→聴覚に関するイメージを持っている

・相手の目線が(自分から見て)左下を向いている場合

→身体的な運動をイメージしている

・目がキョロキョロしている場合

→今までに見たことがのないような光景を思い浮かべている

 

などである。ボディランゲージについては多くの種類があるので適宜調べられると良いと思う。

 

目線・しぐさ・表情、など言語に現れない相手の「感性」を理解するのは決して簡単ではないが、努力して身に付けることはできるのでうまく活用していただきたい。