コミュニケーション能力を向上させるために 第2回 理性の考え」を理解する


コミュニケーション能力の伸ばし方と一口にいっても前述のとおり、

  • 理解力
  • 判断力
  • 表現力

とあり、

理解についても相手の「理性」「感性」「本能」のどこを理解するかで必要となるスキルが異なる。

今回は一番わかり易い相手の「理性」的な部分について理解する方法をお伝えしようと思う。

「理性」「感性」「本能」はそれぞれ結びつきが強い感覚器が決まっている。

「理性」「感性」「本能」はそれぞれ繋がりの強い五感がある

理性と一番繋がりが深いのは「言葉」である。

ちなみに、「理性」は「言語」「視覚」と、「感性」は「音感」「聴覚」と、「本能」は「触覚」「嗅覚」「味覚」と繋がりが深く、それぞれで感じていることがそれぞれの感覚器に現れやすい。

話を戻すと相手が理性的に考えていることを引き出そうと思うと「言葉」を引き出すことになる。よく言われるところの「質問力」である。

コミュニケーションの第一ステップは「理解」だから、まずは相手の話を聞くことになる。

相手を理解するには徹底的に相手の話を聞くこと

本人がそう考えていることに気づいていないことが多い「感性」や「本能」と違って、「理性」の考えは基本的に本人が自覚しているので、適切な質問をすることで相手の考えをスムーズに引き出すことができる。

営業の世界などでは、自分対相手で2:8くらいの発言量だと調度良いとされている。

適切な質問をし、それに相手が回答する当然、回答の方が時間は長くなる。

その分だけ相手を理解することができるようになるのである。

 相手を理解するための適切な質問とは?

では、相手を理解する上で適切な質問とはなんだろうか?

そこには2つの要素があると思っている。

  • 相手が回答しやすい質問であること
  • 相手の価値観、考えがわかる質問であること

の2つである。

例えば、誰かとご飯を食べる店を決める場合、「何が食べたい?」と聞かれると食べたいものが決まっていた場合は即答できるが、そうでない場合はちょっと困ってしまうだろう。食べたいものが決まってないだけなのに「なんでもいい」と答えてしまった経験はあるのではないだろうか?

こういった場合は「和食と洋食だったらどっちがいい?」「あっさり系とがっつり系どっちがいい?」など選択肢を用意してあげる。

選択肢が提示されれば人はかなり選びやすくなる。

 クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョン

このように「選択肢のある質問」のことをクローズド・クエスチョン(閉じた質問)という。

逆に「何が食べたい?」など「どのようにも回答できる質問」のことを

オープンク・エスチョン(開いた質問)という。

質問のセオリーは「クローズド・クエスチョン」によって、考える範囲を狭めていって「オープン・クエスチョン」で最終的な結論を導きだすというものだ。

オープン・クエスチョン・クローズド・クエスチョンについてはこちらを参考にされたい。

 質問力を向上させるためには日頃の会話でのトレーニングが必要

他にも質問の仕方は様々あるが、使いドコロが難しいのでまずはオープン・クエスチョンやクローズド・クエスチョンをマスターしていただきたい。

質問に相手が答えてくれるようになったら疑問が湧く箇所を続けて聞いていくと良い。

ちょっとしたテクニックだが、質問の仕方として相手が答えてくれ易い方法があるので試してみていただきたい。

それは「相手の特長をほめて具体的に聞く」という方法である。

例えば、誰かと会って最初にその人が身につけている腕時計に興味が惹かれたとする

そうしたら、「その時計、良い時計ですね。どこのブランドですか?」といった形で聞く。

相手は知っていることだから簡単に答えてくれる。そうしたらすぐに次の質問にかかる。

当然、相手の回答に関わる内容でなければならない。

例えば、「なんでそのブランドをお選びになったんですか?」などだ。

当然だが、「良い」と思ったことでなければ質問できないし、嘘は簡単にバレる。

だから、この方法を実践するには瞬時に相手に興味をもつことができなければならない。

「相手に興味をもつことができる」というのも一つの能力であり、トレーニングして身に付けるものだ。

このように、テンポよく相手が答えられるように質問を続けるのは一朝一夕では身につかない技術だが、

意識して「質問ポイント」を探すようにするだけで次第に上達していく。

まずは聞くこと、聞くために質問し続けることがコミュニケーション能力の理解力向上のための第一ステップである。