新卒1年目で会社を辞めたいと思う理由の1つ、ダブルバインドとは?


新卒1年目で会社を退職する人は、厚生労働省の調べによると12.7’%(平成25年3月)といいます。職場の人間関係、仕事内容の満足度、給与の満足度等々、退職の理由は様々あるかと思いますが、その理由の1つに企業のダブル・バインドという問題があると考えます。

ダブル・バインドとは?

ダブル・バインドとは人類学者のグレゴリー・ベイトソンが提唱した理論で、日本語に訳すと「二重拘束(ダブル・バインド)」と呼ばれます。例えば、母親が子供に対して”大好きだよ”と言っているので、子供が喜んで母親に近づく。しかしながら、近づいて母親の表情をよく見てみると表情は全く笑っていなく、冷たい表情だった、、。このような、言葉とはまるで逆の矛盾したメッセージを発している状況をダブル・バインドと呼びます。

企業としてのダブル・バインドとは?

それでは企業としてのダブル・バインドとはなんでしょうか?企業は理念や経営方針としてよく”顧客第一”ということを掲げている。しかしながら、自社の利益をを上げるために、もっとミクロの部分で言うと、営業部の数字を達成させるために、お客さまに不要なサービスまで販売していることが往々にしてある。このような状況がダブル・バインドである。
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社会人一年目が直面する問題

新卒採用の時、企業は”顧客第一”や”環境問題のために”等、最もらしいことを学生に対して説明し、採用する。しかしながら一旦会社に入ると上記のようなダブル・バインドが発生してしまっているのが多くの企業の実情でしょう。またそのようなダブルバインドの状況を自分の中でも嫌だと思っていても、自分の評価に関わることであれば、気持ちとは矛盾する行動を自分自身でもとってしまうこともあると思います。素直でまっすぐな人ほど、この状況に対してモヤモヤし、自分はほんとにこの仕事を続けていていいのだろうかと考える傾向にあります。

それでは矛盾を感じさせない仕事とは?

それではダブル・バインド的な矛盾が発生しない本質的な仕事とはどのようなものでしょうか?その1つのヒントとなるものが”自分の仕事をつくる”という本に記されている、甲田幹夫さんのパン作りのお話です。

本質的な解決策を本記事では提示できませんでしたが、新卒1年目でモヤモヤとした矛盾を感じて辞めたいと思ったている人は是非読んでみてください。