鏡トレーニングで上達する! コミュニケーション能力の高め方 ~表現力編


前回まで

コミュニケーション能力の中身を分解して説明してきた。

理解力・判断力・表現力どれが欠けても適切なコミュニケーションは取れないだろう。

今回はその総集編、表現力について説明しようと思う。

 自分の表現は思いの外、「思い通り」にはなっていない

自分の声を録音して聞いてみたら「気持ち悪い」と感じたことはないだろうか?

また、自分の写真を見てみたら「イメージとぜんぜん違う」と感じたことはないだろうか?

いずれも「自分が適切である」と感じて発した声であり、表情のはずなのだが、

思いの外、自分のイメージどおりに伝えられていないケースは非常に多い。

相手の言葉やしぐさから相手の状態を適切に理解できたとして

それに対する適切な言葉やボディランゲージを見つけることができたとして

適切な表現力がなければ思うような伝わり方をしないことは多々あるのだ。

「思うがままの表現」を自然と実践するのは意外と難しい

よく「思うがままに言えばいいんだよ」などと言われるが、

「思うがまま」をその「思うがまま」伝えるには一定の技術が必要だ。

役者が自然にみえるように演じるために日々のトレーニングを怠らないように

「自然に伝わるようにする」には一般の人間でも練習が必要である。

練習量の多い少ないはあれっても日常生活の中で皆トレーニングをしているはずだ。

電話にでるときに少し高めの声で話すようにしていたり、

写真映りを良くするために笑顔の練習をしたりしたことがある人は私も含めて少なく無いだろう。

それらは最初からできたわけではなく、ある時「ちゃんと伝わるように」と思ってやり方を変えた、できるようにしたタイミングがあるはずだ。そして、今は当たり前のようにできる。

逆に言えば今、当たり前のようにできているだけで、「誰にとってもできて当たり前のことではない」ということだ。

今後、表現力を高めていく上でも同様で「適切な言葉」や「適切な表情」「適切なしぐさ」を最初はできなくとも、トレーニングをすることで「自然とできるように」なっていく。

なので、最初にうまくできなくても「これは自分の自然な姿ではない。偽りの姿だ」と思ってやめてしまうのではなく、自然とできるようになるまでトレーニングをしてみてほしい。

 「鏡を前にして表現をトレーニングする」

トレーニングをする上でおすすめな方法は「鏡を前にしてトレーニングする」である。

特定のシチュエーションを想定してコミュニケーションをとってみる。

自分の表情やしぐさが自分の想定したとおりになっているか?を自分で見ながら納得するまで行う。

誰かに見てもらったり、録画したりするのも方法も良い方法だが、人や設備がなければできないので大掛かりになりすぎる。

姿見一枚であれば2000円~3000円程度で買えるので購入してやってみてほしい。

自分の表現が「思うがまま」になっているか、自分を客観的に見ながら声を出し、話すと意外と「思うがまま」表現できていないことに気づくだろう。

ある大手の広告代理店の営業本部長は同行前に必ず「鏡ロープレ」をしてから会社を出るというのを習慣にしていた。彼はイチ営業としても圧倒的な成果を出していた人であった。

何千人もの営業を束ねる百戦錬磨の営業本部長でも、自分の表現力を高めるために日々のトレーニングを怠らないのだ。そうでない人が表現力を磨くトレーニングをする必要性は十分にあると私は思う。

ぜひ、鏡の前で表現力のトレーニングをして、「思うがまま」の自分を表現できるようになってみてほしい。