「地方だから」と負けたくない。バイタリティー漲るグローバル女子が秘める魅力とは


執筆者:嶋田薫子

地方の学生を悩ます一要素として挙げられるのは、都市部の学生との間に存在する「挑戦への機会格差」。

たとえ、インターンシップなどがあっても、交通費などの出費を賄わなければ、参加は難しいという声もあります。地方と都市部でのこのような格差を埋める取り組みもあるものの、その差は依然として存在しています。

しかし一方で、そのような格差に怯むことなく、地域を超えて動き回る学生もいることはたしかです。

 

富山大学人文学部1年の三浦香凜さんもその一人。今回はバイタリティー溢れる彼女にお話を伺い、高校卒業から現在の大学生活の様子、彼女の思い描く将来、そして挑戦を続ける強い思いの根源を探りました。

 

プロフィール

三浦香凜(みうら・かりん)さん

石川県出身。富山大学人文学部1年生。

中学生の頃に、1人の教師との出会いによって英語の面白さに魅了され、以来英語学習にのめりこむ。大学入学以降、中国語・フランス語にも挑戦しており、他言語や異文化に対して強い関心を持つように。現在、大学での交換留学を目指して勉強中。

高校を卒業。「選択」が求められる世界へ

この春、大学に入学された香凜さんですが、ご自身が感じる高校と大学との違いはなんでしょうか?

 

学業面において言えるのは、自分への評価基準の変化です。

高校までは与えられた課題の中で、「いかに完璧な解答にたどりつけるか」が重視されていました。

一方、大学ではそもそも完璧な解答は存在しないという前提の元で、自分で解答を導くための「ゼロベース思考を持てているか」が評価基準になっていると思います。レポート課題や授業において、自分で情報を選択しながら考えを出す難しさを日々感じますね。

なるほど。その学業以外の場面でその選択の重要性を感じることはありますか?

 

人間関係においても、「選択」は核になっています。

高校までは、クラスなどのまとまりがあったからこそ、人間関係の構築範囲が限られていたのに対し、大学ではそれらが無いので付き合う人間を選ぶ範囲が広がり、「どんな人と居たいのか」という自分の意志を基準に友人をつくる環境に変化しました。

これらの変化を経て、自己選択が大きく自分自身を左右していくことを痛感し、自分の好みや傾向などを強く意識するようになりましたね。

 

海外への強い興味。目指すは、在学中の交換留学

大学での勉強・サークル活動について教えてください。

 

1年次は、歴史、国際関係、倫理、哲学などの広い選択肢の中から興味のある授業をいくつか選び、2年次から始める専門コースを選択するための準備期間といえます。私は、国際文化コースを希望しているため、それに関連した講義を受けるなどをして基礎知識を深めています。

来年からは、日本や様々な国の文化・歴史を学び、その土地の思想と文化背景の相関性などを国ごとに研究していきたいです。

また、国際交流サークルに入り、留学生との交流イベントの企画・運営を行っています。企画に行き詰まることもありますが、みんなでイベントを作り上げるのは楽しいです。

 

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 香凜さんは、海外への強い関心を持たれているようですが、そのきっかけは何だったのでしょうか。

 

まず「英語」への興味のきっかけは、中学校の英語の先生との出会いです。素敵な笑顔と、普段棘(トゲ)のあるツッコミをするのに困った時には手を差し伸べてくれる「ツンデレ要素」を兼ね揃えた先生でした。また、彼女の授業はゲーム形式で、授業の雰囲気も良く、どんどん英語が楽しくなりました。英語への、好きという気持ちが勉強への熱量になっていましたね。

また、海外への関心の始まりは、海外ドラマです。強い家族愛に憧れを抱いているし、日本にはない外国人のユーモア溢れる雰囲気が好きで、見るたびに海外への興味が増しました。

 

素敵な先生との巡り会いは自分に大きな影響をもたらしますよね。今後、さらなる英語学習を進めていくにあたっての目標はなんですか?

 

大学在学中に、台湾に留学をするということです。

台湾に行きたい理由は、留学先で英語のみならず大学で勉強している中国語もブラッシュアップしたいからです。また、様々な国からの留学生が集う地域でもあるので、彼らとの交流も期待しています。そのために、TOEFL(英語の試験)や台湾の歴史についての勉強を頑張っています。

台湾には、以前修学旅行で訪れたことがあり、人も食もとても自分にマッチしたことを覚えているので、ぜひ留学したいです。

 

中国語・・・。難しそうですね。

 

実はそのほかに、大学ではフランス語も勉強しているのです。そもそも私自身、他言語に触れることが好きなのだと思います。これからいろんな国の言語をマスターして、世界中を回ってみたいです。

理想のキャリアのテーマは「海外」。様々な人から刺激と発見を得たい

将来どんな仕事に就きたいですか?

 

今の所は、観光関連の仕事がいいなと思っています。以前は、『世界ふしぎ発見』(世界各国をテーマにする教養番組)などの番組のレポーターになり、世界中を観光しながら飛び回るような仕事ができたらなとも思っていました。ですが、最近は海外の他に日本食や健康にこだわりがあるので、「日本食×グローバル×健康」という感じのお店作りに関心を持っていたり、はたまた外国でバリバリのキャリアウーマンになりたいとも思ったり・・・。まだ具体的には絞れていないのが正直なところです。

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でもやっぱり、共通している要素としては「海外」でしょうか?

 

そうですね。英語を使って、自分とは異なる文化背景を持つ人と関わり、「そういう考えもあるのか!」というような新鮮な発見に出会いたいです。

また、自分自身は日本文化の魅力を海外の人に伝えていきたいと考えています。他の文化を学ぶたびに、日本文化よりもそちらの方がよく見えることがありますが、私自身は日本文化に誇りを持っているので、多くの人にその魅力を届けられるといいなと思っています。

 

結婚や家庭を築くことへの願望はありますか?

将来、結婚もしたいですし、家庭は持ちたいのですが、それらへの適切な時期を選択することが大事だと思います。特に出産・子育ては、長期間自分の仕事や行動範囲に影響を及ぼすものなので、ライフキャリアをしっかり意識しながら仕事を選んでいきたいです。

「やりたいから、やる。」その気持ちが行動の着火剤

ご自身の強みはなんでしょうか?

 

チャレンジへの壁が低いということです。興味関心から、「やりたい」と思ったことにはとにかく挑戦してみる。そんな姿勢が自分にはあると思います。

これまで何度も夜行バスに乗って東京に来ています。先日は、フェイスブックで見つけたたこ焼きパーティーに参加して、東京の学生たちと交流をしたり、ビジネスコンテストに挑戦して、近年問題になっているフードロスの減少に一役買うようなアプリの提案を行いました。

このように、自分の地域を飛び出して人間関係を広げ、新たな経験を積むことへのハードルは低いです。

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チャレンジに対して、「楽しむもの」という認識を持たれているのですね。

はい。東京の大学と比べると、私の大学は内向的で保守的な人の割合が高いと思います。人数が少なく、あまり刺激を受けられるような環境ではないことは事実ですが、私はそれを理由にして内にこもることはしたくないのです。

せっかく大学に通わせてもらい十分に自由な時間を確保できているからこそ、この4年間を有効に使いたいですね。

私自身、同じルーティーンの中で完結する毎日はつまらないと感じるので、これから様々な挑戦をしていきたいと思います。「東京の学生たちに負けたくない。」という強い気持ちがあるので。

三浦香凜さんの今。そしてこれからの理想像

最後に、現在のご自身を表す一言と、これからのご自身の理想像をそれぞれ教えてください。

 

今の自分を表す一言は、「とにかく飛びこみ、トライする」です。

新しいことでも、自分の成長につながると感じたら、すぐに行動に移すということが簡単にできるところが自分の強みでもあると思うからです。

未来の理想像としては、常に笑顔でハッピーオーラが溢れる人。

ある留学生の友人で、常に笑顔で失敗も笑い飛ばすくらいの明るい雰囲気を持っている子がいるのですが、彼女は私の憧れで、彼女のような雰囲気を漂わせたいと思っています。

誰にも負けない明るさで周りに幸せを届けられる人になりたいです。

三浦さんを取材して

 

テレビ電話での取材でしたが、三浦さんは初対面の私に対してもとても明るく対応してくださり、笑顔の絶えない方でした。

ですが、話していくと、見た目からは想像つかないような負けず嫌いさや、挑戦を続けるパワフルさなど数々のギャップが垣間見え、さらに話を聞きたくなりました。

印象的だったのは、彼女の「やりたいから、やる」精神です。

私自身は、様々なリスクやマイナス要素を並べ、挑戦の初期段階で諦める傾向があるので、まず行動して、問題が起こったら適宜修正を繰り返しながら前進していくことを心がけようと思いました。

三浦さんの台湾留学という夢が実るよう、応援させていただきたいです。

 

 

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